あきゅらいず

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社会への取り組み

3月11日にキャンドルイベントが行なわれました

[活動報告,社会への取り組み] 2012年03月26日
3月5日に、仙台のPSC・コミュニティ・ワークサロンえんがわ様で行なわれた、あきゅらいずスタッフ・岡部によるキャンドルづくりのワークショップが、3月11日、とても暖かいイベントに結実したようです。

このプログラムを企画して一緒に進めて下さったパーソナルサポートセンターの鈴木さまから、当日の様子が送られてきました。 要約してお伝えいたします

「3.11キャンドルナイト」

この日は、仮設住宅の集会所を開放してのイベント開催。 訪れた入居者のみなさんは、移動図書館の本を読んだり、集会所前にオープンした屋台でたこ焼きを焼いたり、思い思いにすごしながら、キャンドルナイトのための紙灯籠づくりをされました。 pscandlevent1.jpg

お昼には豚汁がふるまわれ、こたつやテーブルを囲みながらの和やかなひと時をすごされたようです。 pscandlevent2.jpg

14時46分。集会所に集まった全員で黙祷。

その後、いよいよキャンドルづくりワークショップが始まりました。 あきゅらいずスタッフ・岡部からつくり方を受け継いだ絆支援員のみなさんや、コミュニティ・ワークサロンえんがわのスタッフの方々が講師となり、女性たちを中心に、色とりどりのキャンドルを製作しました。 この日のワークショップで作られたキャンドルと、岡部によるワークショップ以降、絆支援員のみなさんが作りためておいたキャンドルを合わせて、集会所の庭で灯す計画です。

夕方からのことは、鈴木さまにお送りいただいた文を一部転載させていただきます。

<<以下>>

17時を過ぎ、暗くなり始めると、みんなで集会所の外に出て、手づくりキャンドルを含めた約300個のキャンドルを、世話人会の代表のかたが製作した「絆」と大きく描かれた特大の紙灯篭を中心に、らせん状に並べてゆきました。 そして18時になった頃、ひとつずつ、キャンドルに火を灯し始めました。

すべてのキャンドルに火が灯ると、参加者全員で、柔らかな光を囲むように円になり、 隣同士が手をつなぎ、世話人会のかたの発声で、全国からの支援や、いま生かされていることへの感謝を込めて、「ありがとう」と唱和をしました。

3月11日、仙台は雨または雪の予報で、キャンドルナイトの実施も危ぶまれていました。ところが当日は、キャンドル灯火を迎えるまで持ちこたえたどころか、風ひとつ吹かず、それぞれの一年を振り返りながら、ゆっくりとキャンドルの灯りを見つめることができたのです。

<<以上>>

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「ひとりでいると泣いてばかりいる」というコメントが、入居者のみなさまからいただいた声の中にありました。こうして、みんなで集まって、キャンドルの炎を眺めながら語り合ってすごすことが、心穏やかにいられる格別な機会なのだそうです。本当に、厳しい状況が、現地では続いているのだと思います。ひとりひとりができるかぎり、分かち合いながら一歩一歩進んで行かなければならないと、鈴木さんのレポートを読んであらためて感じました。

一般社団法人パーソナルサポートセンター コミュニティ・ワークサロンえんがわ