すはだのセンスby stylist SETSUKO TODOROKI

「すっぴんで、おでかけ」をテーマに、人気スタイリスト・轟木節子さんが毎回シーンに合わせて絶妙なアイテムをコーディネート。すっぴんに合う素材、配色、小物使い...読んでセンスアップできるファッション連載です。

9月のテーマ:すはだのセンス

10月のテーマ:日常にアートのエッセンスを

9月のテーマ:すはだのセンス

October 2018

芸術の秋にちなんで、着こなしにアートの香りのするデザインのものを取り入れてみる。
色合わせを丁寧に考えてみる。
凛と美しいものを身につけることで、背筋がちょっとのびるような、すがすがしいおしゃれができる気がします。

今日はこの美術展に行くから、そのアーティストがよく使う色のものを何か1つ身につけてみよう。そんなふうに、訪れる場所を想像しながらのお洋服選びも楽しい時間です。

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10月のテーマは「日常にアートのエッセンスを」です。

カフェオレ色のロングシャツに、真っ白いレザーのベルトがきりっとした印象の黒いキルトスカート。
小物は、アートピースのような美しいもの作りをされているブランドのものを合わせました。

黒い「フォート」のシューズは、木製できれいな球状をしたヒールが個性的。
「ビルディングブロック」のバッグは、作りも細部まで美しく、かつ実用的。
「タマス」は夢ある繊細さと、細やかな手作業のアクセサリー。ピアスだけでなく、イヤリング派のファンも多いブランドです。

美しいものは、身につける私たちを輝かせてくれます。美術館やギャラリーに出かけてアートに触れ、きれいだな、おもしろいな、と感じることは、自然に“自分磨き”になっていると思います。

「日常にアートのエッセンスを」
「アデュートリステス」のカフェオレ色のロングシャツ

「アデュートリステス」のカフェオレ色のロングシャツは、はりのある生地と、首もとのボタンが濃色なのもキリッとするポイントです。

スタンドカラーチュニック¥24,000/アデュー トリステス

「オニール オブ ダブリン」のキルトスカート

「オニール オブ ダブリン」の キルトスカート

イヤリングの色とリンクさせた黒×白。
素材はほどよい厚みのあるウールで、存在感のある着こなしに導きます。
「オニール オブ ダブリン」は、アイルランドの民族衣装、タータンチェックのキルトスカートを作ってきた老舗メーカーで、日本ではセレクトショップでの取り扱いも多いブランドです。

キルトスカート¥25,900/オニール オブ ダブリン(リフラティ シップス ルミネ横浜店)

「タマス」のイヤリング

タマスはクラフト感のあるビーズ刺しゅうを得意とするアクセサリーブランド。
中には希少なフランスヴィンテージのスパンコールやビーズも使われていて「素材自体に刻まれた時間を紡ぐように、一つずつアトリエで手作業で。」という作り手の想いもすてきです。 身につける私たちのもとでも、新しいストーリーが拡がっていきそうです。

イヤリング 中央¥24,000、右上¥22,000、右下¥24,000、左上¥20,000(モデル着用)、左下¥23,000/全てタマス

バッグブランドのビルディングブロック

バッグブランドのビルディングブロック

上質なレザーで構築的なデザイン。
球体のウッドモチーフや、レザーの持ち手がチューブ状に見えたり。シンプルな中に人の心を動かす美しい遊び心が光ります。

バッグ¥62,000、ロングウォレット¥55,000/ともにビルディングブロック(デューン)

「アデュートリステス」のカフェオレ色のロングシャツ

フォートの象徴的なアイテム、ヒールの部分が丸、三角、四角…のきれいな木製のシューズ。
木製の部分は家具を専門とする日本の職人によるもの。靴のほかにも「プライウッド」という曲げ木の技術を活かした小物など、ユニークなアイテムを作られています。
アーティスティックなかたちの楽しさ、美しさで 、身につけると凛と、かっこよくなれるのです。

シューズ¥49,000/フォート(ハルミ ショールーム)

スタンドカラーチュニック¥24,000/アデュー トリステス  キルトスカート¥25,900/オニール オブ ダブリン(リフラティ シップス ルミネ横浜店)  イヤリング¥20,000/タマス  バッグ¥62,000/ビルディングブロック(デューン)  シューズ¥49,000/フォート(ハルミ ショールーム)

今回の撮影場所の恵比寿の『POST』は、「東京で好きなお店は?」と聞かれたらあげる、美しい写真集などのアートブックが並ぶブックストア。
ほかの本屋さんとちがう『POST』のおもしろいところは、とくべつ美しい本作りをする世界中の出版社に注目されているところ。
ある期間、ひとつの出版社だけの本が並び、また一斉に別の出版社の本へと入れ替わるという、新しいスタイルをとっています。私たちが撮影で訪ねた時は、ニューメキシコ州サンタフェの出版社でした。
アートに興味のある人にとっては、美術館に行ったのと同じくらい感性を刺激される、静かにわくわくする場所です。
次回も引き続き、「日常にアートのエッセンスを」お届けします。

日常にアートのエッセンスを

【問い合わせ先】

アデュー トリステス tel03-6861-7658 http://www.adieu-tristesse.jp

リフラティ シップス ルミネ横浜店 tel045-444-0186 https://www.shipsltd.co.jp/brand/liflattie_ships/

タマス http://tamas-uca.com

デューン tel03-5784-3266〈ビルディングブロック〉 http://dune-jp.net/

ハルミ ショールーム tel03-6433-5395 〈フォート〉 http://fot-forthings.com

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SETSUKO TODOROKI

轟木 節子/スタイリスト
1972年熊本県生まれ。CM・広告、リンネル、ONKUL、OZ magazine、&Premium、ナチュリラ、ほぼ日刊イトイ新聞などのメディアにおけるスタイリングのほか、女優のスタイリング、ブランドのアドバイザー・商品のディレクションなども手がける。
シンプルな中にスパイスの効いた、独自の空気感が漂うスタイリングが人気。ナチュラル志向のライフスタイルも注目されている。著書に日々のスタイリングのヒントがつまった『毎日のナチュラルおしゃれ 着こなし手帖』『毎日のナチュラルおしゃれ 着こなし手帖 2~色を楽しむ着こなし編~ 』など