森の学校ラジオ

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2013年08月24日

環境さえあれば、子どもは自分で育つ

NPO法人 子ども生活・ゆめこうば 理事長
鈴木千賀子さん

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 場所は、三鷹市農業公園。自然に触れたり、作付けから収穫までの農作業を体験できる、土と緑の公園です。毎月第4日曜日、公園の広場にネイティヴ・アメリカンの移動住居・ティピーを建てて、火を囲み、語り合い、一日ゆっくり遊んですごす。「子ども生活・ゆめこうば」の活動のひとつです。

 夏には「どろんこ・ぴっちゃ」。水と泥んこで、大人も子どもも、全身ビショビショになって遊ぶ。泥のすべり台があったり、足の指で泥の中からビー玉を探し出したり、手足、体を使って絵を描いたり、土や緑と思いっきり混じり合って遊ぶ。おやこの喫茶室「つぎあてぽっけ」では、ダンボールで大きな「おかしの家」を作る計画が持ち上がったり、一日じゅう野外で遊ぶ「子どもまつり」や、子どもたちが出店するフリーマーケット「子どもバザール」、などなど、感覚をいっぱいに開いて、大人と子どもが一緒に遊ぶプログラムが、「子ども生活・ゆめこうば」では、いろいろなかたちで展開されています。

 「子どもは自分で育つ力を持っている」。
 鈴木さんは、ご自分の子育ての経験を活かしながら、さまざまな子育て支援に取組んでいらっしゃいます。子どもは、未来。子育ては社会の責任であり、大人は、子どもが人間らしく育つことのできる豊かな地域社会をつくる。子どもは、多くの異なる年齢の人々と交わり、さまざまな経験をしながら成長する。大人の経験を子どもに教えるのではなく、一緒に育ち合う。鈴木さんの、子育てについての考え方です。

 始まりは1973年。「むさしの子ども劇場」という、子どもたちの創造性を育むための文化活動団体の発足に、ひとりのお母さんとして参加。団体の運営や広報に携わり、2002年にNPO法人になってから現在まで理事長。ほかにも、子供会やPTA、自治会の役員やコミュニティセンターの設置、市民としての行政への諮問や企画提案、NPO法人みたか市民恊働ネットワークの理事など、多くの地域活動に参画されています。

 子育てのことだけでは、健やかに育つ環境はつくれません。子どもが育つということを中心に、お母さんを支え、家族、地域や社会全体が一体となって、自分たちの未来のために、さまざまな課題に取組んで行くのです。社会をつくるのは人。未来を創る人を育むために、大人も子どもも一緒になって、自分たちの手で、今を創る必要があるのだと思います。

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子ども生活・ゆめこうば(むさしの子ども劇場)

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