森の学校ラジオ

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2013年05月05日

楽しい子育てをつないでゆく

NPO法人子育てコンビニ 代表理事
小林七子さん

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 とても率直な方でした。末節をおろそかにせず、自分の考えをはっきりとおっしゃいます。飾らず、貶めることもなく、そのままお話しされる、という印象。小林さんが代表理事を務める「子育てコンビニ」の活動も、そのまま、無理することなく、そのときの状況に自然に対応しながら、いろいろな取組みを続けて来られたようです。

 「核家族」という言葉も、もはや取沙汰されることがないほど、家族は小さく、社会の中で個別に存在するようになっています。「3世代同居」という言い方が象徴的ですが、核家族とおじいちゃん・おばあちゃん世代との同居を意図して作る、けして一体となったかたちではない、家族のありかたが一般化しているのです。
 日本では、高度経済成長期に核家族の割合が急増して、大きく取り上げられ、問題も指摘されるようになりましたが、もちろん、核家族そのものに問題があるのではなく、一個の家族が外部と関係する、その関係のありかたが焦点なのだと思います。

 「孤独な育児からの解放、子育てを楽しめる環境づくりを」。
 2001年、子育て支援の場を作ろうという、三鷹市の呼びかけで集まったボランティア活動が母体となって、翌年「NPO法人子育てコンビニ」を設立。以来、子育て支援のポータルサイトを中心に、赤ちゃんと一緒に暮らすための地図やガイドを発行したり、子育て講座や集まる場を運営したり、いろいろな活動を続けていらっしゃいます。

 興味深いのは、子育て支援のための施策を定常的に提供するのではなく、そのとき集まっているお母さん、誰かの「こうしたい」をゼロから一緒にかたちにする、内発的で柔軟な仕組みであること。参加しているお母さんひとりひとりが「あったらいい」と思うものごとを、協力してかたちにしてゆくのです。カフェ、ビストロ、コミュニティ・サイトやワークショップ。その中から、お父さんたちの活動「おやじの部屋・みたか組」が生まれたり、映画(「bloom~生まれたのは私」)が制作されたり、いろいろなプロジェクトが実現してきています。

 そんな活動を、楽しそうに、飾らず、等身大でお話くださる小林さん。その率直さが、多岐にわたる様々なプロジェクトを導きだしているように感じます。お母さんたちが、自然に、楽しく子どもを育て、家族だけではない、社会のいろいろなかたちが、その子育てを支えて行く。本当に大切な活動です。

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NPO法人 子育てコンビニ
映画「bloom~生まれたのは私」
おやじの部屋・みたか組

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