森の学校ラジオ

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2012年07月15日

ひとりひとりの違いが、新しい価値を引き出す

AIR-空-パフォーミング・アーツ研究会
風姫さん

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 東京・八王子にある舞台芸術の学校「西東京アクターズスクール」。いろいろな障がいを持った人、いろいろな経験を持った人、国籍や年齢もさまざま、多種多様な人たちが参加して、1年に1作品、舞台芸術の作品をつくりあげる学校です。

 風姫さんは、その学校の代表であり、母体となっている「AIR-空-パフォーミングアーツ研究会」の主宰者。独自に考案した方法で、身体をほぐし、心をほぐし、参加する人たち固有の身体表現を引き出し、舞台芸術作品をつくって行くのです。
 そこでは、さまざまな障がいを持った人たちが、自分のできる表現をいっぱいに使って、本当にのびのびと、舞台の上で自分を表現しています。

 1980年代から国内外のアートシーンでパフォーミング・アーティストとして活動して来た風姫さんが、その方法に思い至ったのは、ワークショップを通じで出会った障がいのある人たちの、思いもかけない表現がきっかけでした。

 わたしたち人間は自然の一部です。自然は無限性を有しています。雲の流れ、水の流れ、自然の風景や自然の造形、自然物には無限の変化、差異があります。わたしたち人間も同じ。本来的に無限の変化、差異、固有性を有しているのです。障がいの種類、特徴もいろいろ、程度もいろいろ、その人それぞれの固有性。
 障がいを持つ人たちと共に行なったワークショップで、それぞれの固有な感覚が素直に表出する、思いもかけない魅力的な表現に触れて、風姫さんは、その表現力をいっぱいに発揮する方法を考え始めたのでした。

 「人が人の力を引き出す。ひとりひとりの違いが、新しい価値を引き出す」というのが、風姫さんの方法の基本原理です。さまざまな特徴を持った人が集まり、ひとつの作品をつくっていく中で、新しい表現が生まれ、ひとりひとりの価値が、作品の価値が生まれるのです。

 西東京アクターズスクールをはじめ、風姫さんは、この方法でさまざまなワークショップを展開し、ダンスやアートを楽しみながら、いろいろな人たちが、自分の表現の可能性に気づく機会をつくり続けています。

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AIR-空-パフォーミングアーツ研究会
西東京アクターズスクール

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